税理士は、独立開業している人も多く、独立しやすい資格、職業であることがわかります。
税理士が、開業するにはどのような準備が必要なのでしょうか。
その簡単な概要を解説します。
開業するには様々なモノ、カネが必要なのは言うまでもありません。
どういったものが必要なのか簡単にあげると次のようなものになります。
- 登録費用
- オフィス
- 机・椅子
- 書籍・本棚・書庫
- 電話・FAX・ネット
- パソコン・プリンタ・コピー機その他周辺機器
- 会計ソフト等
- 名刺、事務所の名前入りの袋、事務書印などの備品
- 事務所の運営資金
- 当面の生活資金
税理士として業務を行うには、税理士登録しなければなりません。
登録にはお金がかかり、登録料や登録免許税、各税理士会への入会金、会費などなど30万以上の費用がかかります。
合格したての場合など、結構きついかもしれませんが、これがないと税理士業務が出来ませんので、必ず用意する必要があります。
独立開業するんですから、当然オフィスが必要になってきます。
自宅開業という選択肢もありますが、仕事とプライベートを分け、メリハリをつけるため、別にオフィスを借りたほうが後々いいかもしれません。
その際にも敷金・礼金、毎月の家賃に加え、交通費などもかかります。
また、立地条件や家賃の額、来客用の駐車場の確保や、オフィスの広さなど賃貸オフィスの場合、さまざまなことを考えなければなりません。
事務所を開けば、当然いるものに机・椅子・書籍・本棚・書庫・電話・FAX・ネット・パソコン・プリンタ・コピー機その他周辺機器などがあります。
はじめは、資金があまりない場合がほとんどでしょうから、経費削減の手段として中古オフィス家具屋でそろえる、リース契約を結ぶなどを活用して、軌道に乗せることも必要かもしれません。
IT化の現代において、会計ソフトは必須です。
顧客を獲得した場合、顧客によって会計ソフトが違ったりするので、
複数の会計ソフトをそろえることも必要になってくるかもしれません。
主な会計ソフトは次のようなものがあります。
- 弥生家計
- 勘定奉行21
- 会計王
- JDL
- PCA
ニーズによってはERPやSCMなどのシステムも必要になってくるかもしれません。
登録料や会費、事務所の運営費、備品、光熱費、人件費など、開業して、事務所を開けば運営資金が必要です。
開業すぐに顧客がつき、キャッシュが回ればいいですが、そうは簡単にはいかないかもしれないでしょう。
そういう場合に備えて、半年〜1年間くらいの運営資金はあらかじめ必要かもしれません。
運営資金もそうですが、生活するのにもお金がかかります。
すぐに収入が入ってこないことを考えて、半年〜1年分くらいの生活資金を用意しておく必要があるかもしれません。