専門学校の税理士講座の受講料は、完全独学の場合はかかりません(市販のテキスト代はかかるでしょう)が、 ほとんどの場合、何らかの専門学校の税理士講座を受講することになります。
税理士試験の場合、科目合格制ですので、1科目から受講しても5科目受講してもいいです。
1科目受講の場合、通学、通信、通信でもDVD講座、カセット講座、資料講座、
更には科目によっても違いますが、概ね10万前後となってる場合が多いようです。
初心者については、まずは簿記論や簿記論+財務諸表論からはじめることが多いと思います。
その場合、簿財コースでは18万程度が多いようです。
5科目ですので、最低50万台の費用はかかるでしょう。
ストレートに行ってこれですので、個々のケースによって違ってきますが、
すべて合わせて100万程度の費用がかかると覚悟しておいた方が良いかもしれません。
詳しくは、各専門学校によって違いますので大原、 LEC、 TACなど大手専門学校をチェックして見ましょう。
初学者の場合どうしても独学は厳しいものがありますので、専門学校に行ったほうが効率的ですが、
受験を経験されて、再度専門学校の講座を取るのはお金がかかるからこれまでのテキストを復習しつつ、
新しいテキストや過去問などは市販でそろえてやろうという人もいらっしゃることでしょう。
その場合、1冊平均2,000円から3,000円くらいかかるようです。
ですが、新品以外のロープライス商品も存在しますので、この部分はかなりおさえることができます。
税理士試験を受けて税理士になるために必ずかかる費用に、受験手数料があります。
受験手数料は次のとおりです。
科目数 | 受験料 |
---|---|
1科目 | 3,500円 |
2科目 | 4,500円 |
3科目 | 5,500円 |
4科目 | 6,500円 |
5科目 | 7,500円 |
1科目3,500円スタートで、1,000円ずつ増えていきます。
1科目単位では、比較的安い部類の受験手数料です。
受験申込の際、現金等ではなく、金額相当の収入印紙を貼って申し込みます。
税理士は、税理士登録して初めて税理士となります。
その税理士登録にも費用がかかります。
まず、登録手数料、登録免許税がかかります。
それぞれ、登録手数料が5万円、登録免許税が6万円の計11万円です。
登録手数料は、日本税理士会連合会会則第44条に明記されています。
他にも税理士会の入会金、年会費、支部会費、会館負担金などなど、税理士会や支部によって金額は違いますが、 かなりの費用がかかることが分かります。
また、事務所の住所変更、税理士証票再交付などにも費用がかかります。
以上のように、税理士になるにも、税理士になってからも結構な費用がかかることが分かります。